九〇年代には、コートニー・ラヅ、マドンナ、ジョンーボンージョヴィがヴェルサーチの広告に、ブルースーウィリスとムーアがダナーキャランの広告に出演した。また、二〇〇〇年春には、トレンドリュー・バリモア俳優の両親を持ち、三歳でデビューの天才子役として全世界に名を広めるが、家庭の事情がからみ、十代でドラッグに溺れる。リハビリを経て、女優として復帰。ベジタリアンを公言していることでも有名。スケーター・スタイルストリートキッズの移動手段でもある「スケートボード」に乗るときのようなスタイル。ダブダブのTシャツや、穴あきジーンズなど。ディなディスカウントーチェーンのH&Mが、クロエーセヴィニーやベニチオーデルートロといったとんがったスーパースターを広告塔に据えている。雇われスターから得られるサポートは、広告用の写真撮影で終わるわけではない。賢いデザイナーは、セレブと適切な関係を築けば、印刷媒体やテレビのキャンペーンの注目度が高まるだけでなく、そのスターがイベントや雑誌に出る時にも必ず自分の服を着てくれると心得ている。ペネロペークルスがハリウッドに進出しか時には、実際に映画に出ている姿よりも、ラルフーローレンのイベントでモデルをしている姿のほうが目立っていた。親しいデザイナーのいるセレブの場合、雑誌の表紙でもそのブランドを着ると言い張ることがある。「特定のデザイナーと付き合いの長いスターを使わなければならない時には、そのデザイナーの服を着たいと言われる公算が大きいし、デザイナーの方も着てほしいはずだってことはわかつてるわ」と『ウイメンズーウェアーデイリー』のギンズバーグ。