心臓病になりにくく、アルツハイマー病の進行を遅らせる

2011.12.08

非常に強力な抗酸化剤であるビタミンEは、五十年以上前に発見されていますが、このビタミンについては日々新しい発見があります。数々の研究により、ビタミンEサプリメントを摂取している人はそうでない人に比べ、心臓病になりにくいということがわかっています。「ニュー・イングランド医学」誌の一九九三年五月号に発表された有名な研究では、八万七千人の公認看護婦と、四万人の健康に関する専門家の男性を対象に、八年間にわたる調査を行いました。ビタミンEサプリメントを毎日一〇〇以上摂取していた人は、が心臓病が四十パーセントも低いことがわかりました。現在、心臓病専門医は必ずといっていいほどビタミンEを処方します。新たにビタミンEについて明らかになったことは、アルツハイマー病との関連です。最近、「ニュー・イングランド医学」誌に発表された研究報告では、アルツハイマー病の初期症状が出ている患者三百四十一人を対象に、二年間にわたって処方薬、ビタミンE(二〇〇〇IU)、処方薬とビタミンE、偽薬をそれぞれ与えました。この研究の目的は、アルツハイマー病の進行を遅らせる、もっとも効果的な治療法を見つけるためでした。アルツハイマー病が進行すると、痴呆がひどくなり、ごく単純な作業さえできなくなります。研究の結果、最終段階(重度のアルツハイマー病)に達する危険性は、偽薬グループを基準としてビタミンEグループは五十三パーセント低く、処方薬グループは四十三パーセント低く、ビタミンEと処方薬併用グループは三十一パーセント低い結果となり、明らかにビタミンEに有利な結果となりました。

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